一日に摂る量の詳細

一日の摂取量の上限については、2つの理由によって設定されました。
1つ目の理由は、大豆を頻繁に摂取している日本人は、経験的には健康被害はないということと、統計からみても、多く摂っている人の摂取量が、約75mg/日ですので、その数値までであれば安全だろうということです。
2つ目の理由としては、イタリアでの臨床試験の結果によるものです。
閉経した後の女性が、1日に150mgもの大豆イソフラボンの錠剤を飲んだところ、5年間のうちで子宮内膜増殖症の発症率が高くなってしまったという結果がでました。

つまり、一日に150mgの摂取は摂りすぎではないかということです。
これらの2つの理由から、一日の摂取量の上限が、70mg~75mgと設定されました。
この量は、食品から摂取する大豆イソフラボンの量を含んでいます。

また、イソフラボンの一日上乗せ摂取量というのがあるのですが、これは、要するに食事以外から摂った量のことです。
これにも裏付けとなる研究があって、閉経前の女性を対象として、日常の食事以外にもこちらの成分を摂取するとどういった影響が出るかについてしらべたのですが、食事以外から摂取する際には、57.3mg以上を一日当たりに摂取すると、血中のエストロゲンの量が変化してしまい、月経の周期が延長しました。
つまり、57.3mg以上の量を一日に食事以外で摂取すると、身体の変化が起きてしまうということが分かったのです。

そこで、研究の精度や個人差を考えて、一日あたり30mg程度であれば、上乗せしても大丈夫だろうという結論に至ったわけです。
食品の目安についてですが、豆腐一丁で60mg、お味噌汁一杯で6mg、納豆1パックで37mg、豆乳を200cc飲むと50mg、きな粉大匙一杯で14mgです。
1日あたりお味噌汁を3杯以上のむと乳がんにかかりにくくなるというニュースがあったようですが、どの成分においても、サプリメントなどではなく、食品から摂取したいものです。